なごころ化粧品あれこれ

“ネスト赤羽”から巣立った「なごころ化粧品」

ネスト赤羽

ネスト赤羽は、東京都北区赤羽にある創業支援施設。北区役所の産業振興課が運営しています。

私たちなごころ化粧品は、このネスト赤羽で産声を上げました。

低廉な家賃での事務所スペースの提供や各種勉強会の開催などのサポートを行ってくれています。
創業当初というのは、資金が贅沢にある方はあまりいないでしょうし、お取引先からの信用もありません。
そんな状態の中、ネスト赤羽に入居できて、本当に助かりましたし、お世話になりました。
今日はこのネスト赤羽をご紹介したいと思います。

 

起業したての仲間との交流はもちろん、
赤羽地域や地元の商店の方々ともふれあえる。

赤羽1番街赤羽1番街

JR赤羽駅を降りて東口すぐの1番街へ。
立ち飲みおでんで有名な丸健水産さん、平日のお昼からお酒を飲む人でにぎわっているうなぎの名店まるますやさんなど、
個性豊かな飲食店が軒を連ねる赤羽一の飲食街です。

まるます家まるます家
丸健水産丸健水産
Cafe Amano TokyoCafe Amano Tokyo 大好きで、毎日通ってます。

テイクアウト専門の美味しくて、おしゃれなテイクアウトカフェもあります!ノンカフェインのコーヒーもあります☆

 

 

 

 

 

ネスト赤羽はこの一番街まっすぐつきすすんだ奥地にひっそりとたたずんでいます。
赤レンガづくりが印象的な外観。元々は旧赤羽福祉サービス事務所を改装して、1F・2Fには創業したての会社や個人の事務所スペース。
3Fは高齢者の方々の交流施設ふれあい館になっています。

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1Fのオープンスペースは、ふれあい館に一緒に行く方々の待ち合わせ場所にもなっています。

ネスト赤羽1F

そこにある椅子に座っていると、おばあさん達が話しかけてくれて仲良くなったりしました。

頑張りなよって声をかけていただいたり、試作品を試していただいたり、時には1Fに置いてあったパンフレットを見て商品を買いに来てくださったり。

起業する人同士はもちろん、地域のご年配の方々や地元の商店街の方々などいろんな人たちとふれあえる貴重な場所です。

 

創業時には本当に助かったネスト赤羽の施設や体制

事務所スペース

約15㎡の広さの事務所と近くにちょうどいいスペースの倉庫を借りてなごころ化粧品はスタートしました。
事務所は最初は赤羽のニトリで買ってきた机と椅子と本棚を父が組み立てを手伝ってくれて、それだけしかないがらんとした質素な事務所でした。
僕たちは205号室でしたね~。出世部屋といわれるようになりたい(笑)
なごころ化粧品は、確か事務所の入り口には、手ぬぐいを暖簾のようにさげていました。
24時間セキュリティ完備で、夜遅くまで安心して仕事ができました。
当時は朝から商品を取り扱っていただいている自然食品店さんへ東走西奔!
ある日は商品を車に積んで、埼玉県の岩槻→浦和→杉並→早稲田と配達や訪問。また、ある日は朝から塩石鹸の実演販売。
そして、夕方事務所に戻って事務処理や商品開発などして遅くまでバタバタしてました。

当時同時期に入居していた方たちで今も活躍されている方々って、なんだかんだ夜遅くまでネストで頑張っていた人が多いような気がします。
今では大活躍されているフリーアナウンサーの倉島麻帆さんとは同じ時期にネスト赤羽に入居したのですが、
よく夜遅くに飲み物を買いに行こうと事務所を出ると、倉島さんが会社に戻ってきてよくご挨拶をしてましたね~。

大きな会議室。

ネスト赤羽会議室

ここでは起業に役立つセミナーが定期的に行われています。
また、ネスト赤羽入居者は特別料金で使用できるので、大変便利です。
一番の思い出は、日本のオーガニックの第一人者山澤清さんとふたりで石鹸づくりをしたことかな。
白樺とハーブの手練り石鹸をお願いするときに、まずは山澤さんの石鹸づくりを覚える事になりました。
それで、日本のオーガニック化粧品では大変有名な山澤さんが、ネスト赤羽まで来てくれて、手練り石鹸の作り方を教えてくれました。
北海道から取り寄せたたっぷりの白樺樹液に山澤さんの育てたハーブを浸して、大きな桶に入れた石鹸素地に流し込む増す。
ほんのりあま~い心地よい自然の香りが会議室に広まりました。
えっちら、こっちら蕎麦打ちのように石鹸を一緒に練りこんでましたね☆☆☆

1Fの打ち合わせスペース。

ネスト赤羽打ち合わせスペース

大きなタイプと小さなタイプがあります。
ここで商談などが行えます。小さな事務所だと接客スペースもなかなかとれないこともあります。
このしっかりした接客スペースがあるありがたみは入居してから時に感じました。
喫茶店を接客場所にすることもできますが、お取引先の信用が違います。
製造工場の方が訪ねてきたり、スタッフの採用で面接スペースに使ったり。本当に助かりました。

心強い相談員さんやスタッフさん
人がいてくれる安心感。

なごころ化粧品はお客様の肌だけでなく、心もなごんでもらいたいというのがコンセプトの一つ。
でもでもでもです。
創業したては、何もかもうまくいかなくって、おっとりしている?僕も不安感やあせりがすごく襲ってくるんです。
でも、頑張っているほかの起業されている方々や、1Fにいる常駐されているスタッフさんや相談員の方々がいると、心強いです。
話を聞いてもらったり、疲れて事務所に戻ってきたときに人がいてくれるだけで、どこか安心感が生まれました。
創業したときって、計画はもちろんきちんとたてるのですが、その通りに行くほうがまれだと思うんです。
大事なのは、思い通りに行かないときに、あせらず冷静に考えられることなんだと思います。
ただただ人がいてくれる安心感ってとてつもなく大きいなと思いました。

厳しいネスト赤羽の入居審査

志をもって創業しようとする方々にとっては本当にありがたいネスト赤羽ですが、
誰でも入居できるわけではありません。
しっかりした事業計画書などの書類審査と厳しい入居面接試験があります。

入居面接は緊張したのを覚えています。
ネスト赤羽のマネージャーの永沢さん、北区役所の産業振興課の方、たくさんの中小企業診断士の方々が面接官で、ざっと7~8人の前で僕一人。
一生懸命商品づくりのことを話してました。
「商品の差別化は?」と厳しい口調で質問してくる女性の診断士さんには、あたふたあたふた。
「中高年の女性が化粧品なんて買うんですか?」と質問する初老の男性の診断士さんには、買いますよ!としかいえないよ~なんて心の中で叫んでました(笑)
資料はかなり練りこんで作りました。この時点でやりたいことや商品の方向は決まっていたので、つたなくても一生懸命気持ちを伝えるようと思っていました。
そんなこんなで無事面接を通ることができて、なごころ化粧品誕生にむかうのでした。

ネスト赤羽には4年間お世話になって、今では同じ北区赤羽に事務所をかまえています。
ネストを卒業するときに事務所探しで不動産屋さんを訪ねていくと、ネストにいた方なのねと信用してもらって親切にいろいろ物件を紹介していただけました。
本当にお世話になって、ネスト赤羽がなかったら、今日のなごころ化粧品はなかったです。
北区から生まれたなごころ化粧品をもっともっと羽ばたけるように頑張っていきます。

 

ネスト赤羽から巣立ったなごころ化粧品の素敵な子供たちもご紹介!ヾ(´ω`=´ω`)ノ
●はちみつまぶして作ったお塩の石けん
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top_photo-akabaneネスト赤羽
http://www.nest-akabane.com/index.html
所在地: 東京都北区赤羽1-59-9
連絡先: 03-3598-0571
FAX  : 03-3901-7789

 

 

 

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