はじめまして。スキンケアカウンセラーの慶元仁美と申します。
化粧品製造会社の営業として10年に渡り様々な化粧品の企画・商談をまとめてきました。
日々肌への知識を深め、現在は、スキンケアカウンセラーとして悩みを抱える女性のカウンセリングを行っています。
『女性の明るい毎日は美しい素肌から』をテーマに活動中。
今回、なごころマガジンぶろぐにて、オールインワンクリームについて、お話ししたいと思います。
オールインワンの歴史
時代の流れとともに
オールインワンクリームは、今ではスキンケアアイテムの代表格に成長しましたが、以前は、これほど商品はあふれていませんでした。大手の化粧品会社が大きく広告を打ち始め、「1つでいいんだぁ。」と皆さんへの周知が高まりだした頃。
それまで「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」といくつものアイテムを順番につけていた女性にとっては、驚くばかりの手軽さで、半信半疑の方も多い時代でした。オールインワンゲルクリームを主軸に仕事をしていた私の所でも、オールインワンの企画相談が多くなり始めました。
「本当に1つでいいの?」「これで全部できるなんて嘘でしょう?」と半信半疑ながらも企画している方が多くいらっしゃいました。
あれから10年。オールインワンは、今ではすっかりスキンケアアイテムの仲間入りを果たしました。
なぜこれほどまでにオールインワン市場が成長したのか?と考えますと、女性の忙しさが一番の理由ではないかと思います。
一日を通して様々な用事をこなす女性達、働き盛りの女性、子育て中のママや、育児をしながら働く女性、家族の為に奔走する主婦等、世の女性たちは時間がないにも関わらず、スキンケアをしないと肌が荒れてしまいます。そんな彼女達に時間をかけてスキンケアをしっかりやりましょう。と言うのは酷な話なのです。
そんな時代に生まれたのがオールインワンクリーム。人の肌に必要な水分・油分・保湿成分の要素を全て入れ込み1つにしたもの。
少しでも女性の自由時間を作ってあげたくて、手軽で確実なものを作ってあげたくて、という願いから生まれたのがオールインワンクリームなのです。
女性の肌事情と様々なオールインワン
1アイテムで保湿の全てが叶うので、時短は間違いなく、その上価格面でもメリットが多く、理想と現実のギャップを埋めてくれる商品として急速に女性達に浸透したオールインワンクリーム。
これまで時間が無い中でも化粧水・乳液・美容液・クリームと順番につけていた女性達は、時短ケアで時間とコストメリットを手に入れたのです。
では、世の中に沢山あるオールインワン商品がどれも同じか?というとそういう事でもありません。
手軽な商品ではありますが、やはり、使う人によって求める保湿の形は様々です。3つ4つの要素が1つになる訳ですから、そのバランスも様々。
商品の企画によって、油分が多めのしっとりしたタイプや、さらりとした水分多めタイプがあったり、敏感な肌状態の人の為や、こだわりを持つ人によっても使い分ける事ができるように材料にもこだわったタイプ等、今では様々な商品が世の中にはあります。
まずは、自分の肌をしっかりと知り、自分の肌状態に合ったベストなオールインワンクリームを見つけてほしいと思います。
“年齢”ではなく大切なのは“肌の状態”
例えば、40代女性と一言でいっても、お肌の状態はバラバラ。40代全員がこのアイテムを使えば大丈夫!という訳にはいかないのです。
年齢や、その方の肌状態、また気になっているエイジングサイン等を考えると選ぶ商品はおのずと変わってきますので、何をするにしてもまずは、御自身のお肌がどのような状態なのか?どんなものを求めているのか?などを知る事で、肌にとって必要なスキンケアがわかってくると思います。
肌荒れしてしまっている人が突然、高配合の化粧品を使っても思うような変化は望みにくいでしょう。
モイスチャーバランスが崩れた肌荒れの状態のお肌には、水分・油分・保湿成分でまずはしっかりと肌の基本の仕組みを整えることが最優先です。モイスチャーバランスを意識することで、それ以上の美容製品も浸透しやすくなり、美しい肌をキープする事ができるでしょう。
オールインワンクリームの種類が沢山市場に出ている今だからこそ、しっかりと自分の肌と向き合い自分に合うスキンケアアイテムを見つけてほしいと思います。
オールインワンクリームの使い方
まずは“自分の肌の見極め”から
では、実際にオールインワンはどんな風に使うのが良いのでしょうか?まずは、自分の肌状態を確かめましょう。
自分のお肌は、何が足りていて、何が足りていないのか?水分なのか?油分なのか?を把握する必要があります。あなたの肌は、よく乾燥しますか?それとも皮脂が多めで、乾燥するのにベタベタしたりしますか?女性のほとんどが悩む肌の乾燥にもいくつか種類があります。
自分に必要なものを知り、それを正しく補えるスキンケアを意識し、基礎力をしっかり築く事が大切です。
水分・油分・保湿成分がバランスよく配合されているオールインワンクリームは、肌状態を見極めるのに最適なアイテムだと思います。
基本の要素がバランスよく配合されているオールインワンクリームはお肌の基礎力を付けるにも良いアイテムで、油分が足りない、水分が多い?等がわかると思います。
そのためにも正しい使い方をしましょう。
注意すべきは洗顔後
基本的に人の肌表面は弱酸性ですが、洗顔後に少しだけアルカリに偏ります。
その後緩やかに弱酸性へ戻ろうという力「アルカリ中和能」が働き、肌を清浄な状態へ戻そうとします。
この時に、乾燥を感じる事もあります。逆に肌が乾燥を補おうと余分な皮脂を分泌してしまう事もあり脂性肌へと傾く場合もあります。
この時に手早く、的確に水分・油分の保湿を行わないと、肌から水分が蒸発し、必要な潤いまで奪い、脂性肌や、乾燥肌になっていってしまいます。
冬のお風呂上りに脱衣所で、急に頬がこわばるのを感じることがありませんか?
それは、急速に肌水分を奪われている状態です。
乾燥に敏感な方はすぐに保湿を心がけていると思いますが、そのまま放置したり、繰り返し同じ状態にする事で肌の基礎力は下がり、乾燥しやすくなったり、肌が異常に反応し、余分な皮脂をだしてしまい、脂性肌へ傾いたりするのです。
そしてそのまま肌荒れのサイクルに陥ってしまう事もしばしば見受けられます。
水分・油分・保湿成分は、肌の外側に一番近いとされる角質層にとって重要な成分です。
清潔な肌こそ保湿されやすい
基本的なケア方法としては、まず、お肌が清潔である事が上げられます。
メイク料の落とし忘れや、お顔を洗わない等は特別な場合を除き、やめましょう。お顔は、身体とは違い洋服がありません。メイクはもちろん、毎日外気やエアコンの風等にさらされ、常に何かにさらされている無防備な状態です。様々な環境におかれて酷使されているのです。
一日の終わりには、必ずメイクオフや洗顔を行い、清潔にするように心がけましょう。
洗顔後のスキンケアは、水分・油分・保湿成分を的確に肌に与えます。
清潔な手に、オールインワンクリームを適量手に取り、お肌のおでこ、両頬、顎等に置きます。両手を使って優しくクルクルと円を描くように全体へと馴染ませましょう。
途中でクリームが無くなってしまったら、追加してください。乾いたお肌は水を極々飲むようにクリームを歓迎してくれます。
いつもよりも多くクリームが必要だなと感じる場合は、それだけ乾燥しているという事です。
逆に、いつもより早く全体に行き渡るという時は、潤いが足りている時です。
お肌のモイスチャーバランスが整えば整うほど、適量が安定してくるでしょう。
お顔全体に馴染んだら少しだけそのまま放置。水分・油分・保湿成分がグングンお肌に浸透するまでしばし時間を要します。
化粧水→乳液→クリームという手間がない分、その間は心をリラックスしてゆったりと過ごすのも良いでしょう。その間にオールインワンクリームが必要な成分をお肌に取込み、肌表面の水分蒸散を防ぎ、肌の潤いをしっかりとキープしながら、成分を送り届けてくれるでしょう。
化粧水・乳液・美容液・クリームという4段階をこの1ステップで行うので、初めて使う方はその手軽さに驚く事もあります。
忙しい毎日の中で化粧水・乳液・美容液・クリームと、各製品の浸透スピードや特性などを加味して丁寧にケアを行える時間がある女性はどれくらいいるでしょう。
オールインワンクリームなら、それぞれを1度で肌に塗布する事ができ、ほっと一息つく瞬間が生まれると思います。
「桜と七草のハーブで作ったお水のクリーム」について
ぷるぷるのクリームに隠された秘密
そんなオールインワンクリームの背景をしっかりと受け継ぎ、「桜と七草のハーブで作ったお水のクリーム」は、肌にとって刺激と考えられる成分をできるだけ排除し、お肌に水分・油分・保湿成分がしっかりと届けられるように考えて作られたバランスの良いオールインワンゲルクリームです。
必要なものはもちろん配合、不必要なものは無理に入れないという無添加処方でお肌にやさしく、それでいて、しっかりと肌の保湿が実感できるように、水分・油分・保湿成分をバランス処方&配合し、みずみずしいゲルの状態に仕上げました。
ぷるぷるのゲルクリームは、肌になじみやすく、しっかりと角質層に浸透し、モイスチャーバランスを整えます。
こだわりのポイントの香料・着色料・鉱物油・界面活性剤フリーは、選ぶ人の安心材料が一つでも多くあるようにと企画されました。
ぷるぷるの使用感がとても気持ち良く、安心して使えるという評価をいただいています。
その構造は、混ざりにくい水分と油分、そして美容保湿成分をゲルの中に共存させています。
水でもない、クリームでもない。
あのぷるぷるとした感覚のみずみずしいゲル状に仕上げた活性剤フリー処方。
それは、一つの風船の中に水分・油分・美容成分が仲良く手をつなぎ並んでいるイメージです。
お顔の上で風船は弾け、水分・油分・美容成分はお肌にゆっくりと浸透していきます。
水分は、速やかに浸透し、乾燥し始めた肌に潤いをもたらします。
美容成分は、角質層のトラブルにアプローチ。
油性成分は肌表面を緩やかに保護しながらゆっくりと浸透していきます。
お水のクリームが愛されつづける理由
洗顔後に、クリーム1つでここまでのケアができるのは、お水のクリームが、モイスチャーバランスに優れたオールインワンゲルクリームだから。
洗顔後のワンステップで、お肌のモイスチャーバランスを上手に整えてくれるのです。
毎日使う事で、ワントーン明るくなったお肌を実感できるでしょう。
お肌の状態によっては、少しでしっかりと保湿される人、さくらんぼ量では足りない人等様々と思いますが、自分の必要量が見つかればこんなに強い味方はありません。
もしかするとその時々の肌状態によって、クリーム1つでは物足りない。そんな時もあるでしょう。
それは、お肌が、季節や肌環境等で微妙に変化するからです。
そんな時は、いつもの使用量を多くする・少なくする。等で工夫をすれば問題無し。
それでも何か足りないなと感じる時は、他のアイテムを追加してみるのもお勧めです。
水分がもっとほしい人は、化粧水を付けてからお水のクリームをつけてもOK。
もっと油分が欲しいと思う人は、美容液や油量の多いクリームやオイルをプラスでつけるのもOKなのです。
お水のクリームは全ての要素を持ち合わせた万能選手。
だけど他のアイテムを追加したからと言って邪魔するクリームでもないのです。
お水のクリームは、忙しいあなたの毎日にそっと寄り添い、邪魔もせず、しっかりと仕事をしてくれる頼もしい存在なのです。
スキンケアカウンセラー 慶元 仁美
日本スキンケア協会公認 スキンケアカウンセラー
日本化粧品検定協会公認 コスメコンシェルジュ
◎「桜と七草のお水のクリーム」 80g 2,980円(税抜)
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