へちま水

へちまの里の生みの親を訪ねて富山へ行ってきました!~へちま水紀行2019年~

へちま水の産みの親に会いにきました

へちまの里のへちま畑

こんにちは!
毎日「なごころへちま水」「UV美容液クリーム」を愛用しているなごころスタッフ野口です!

この商品たちの大事な原料であるへちまは、富山にあるへちまの里で昭和の時代から有機栽培で大切に育てられたもの。
へちま畑の美しい写真は見たことがありますが、いつかは自分の目で見てみたい、生産者さんの声を直接聞いてみたいと思っていました。

そんな時、社長がへちまの里さんへ行くという情報が!

これはチャーンス!!

この貴重な機会にぜひお供させてください!社長!カバン持ちます!…

社長。太っ腹です。
「カバンはいいから(苦笑)ついてきてもいいよ」
やったーーー♪♪

そんなわけで9月中旬、へちまの里の産みの親、瀧田啓剛さんにインタビューさせていただけることになりました!
当日まで、わくわく、ドキドキです。

新幹線で富山駅に降り立つと、おおっひんやり。

東京とは違うすがすがしい風に驚きました。

「半そでで来たの?」と社長にはあきれられましたが、いいんです。

これがへちまくんたちが浴びている風に違いない!

さっそくへちまの里へ向かいました。

「へちまの里」は瀧田啓剛さんが起ち上げられました。

啓剛さんは昭和15年生まれ、現在は息子さんの秀成さんが受け継いでいますが、へちまを育てることに関しては今も第一線でご活躍されています!

へちまの里の産みの親「瀧田啓剛」さんにお話を伺いました

なぜへちま畑を始めたのですか?

へちまの里の瀧田啓剛さん

富山県射水市で米農家に生まれた啓剛さん。なぜへちま畑を始めたのでしょう?

「35年前くらいかな。地域特産物で村おこしをしようっていうのが日本で巻き起こっていたんだよ」
農協の青年部長をされていた啓剛さん。

地域特産物が、この辺りに特にないということに気付き、何かないかと思ったところ、「農協婦人部がへちまを育てていて、それを引き継ぐことにしたんだよ」

昭和初期にはへちまは農産物として日本では盛んに生産されていたそうなのですが、瀧田さんたちが村おこしを思い立った当時は、農産物としてへちまを作っているところはほとんどなかったそうです。

浜松のへちま生産組合の資料浜松のへちま生産組合の貴重な資料

明治から昭和初期、へちまは特に浜松あたりでかなり盛んに作られていて、何トンもアメリカに輸出していたようなのですが、戦後の食料難のときにどこもさつまいもを作るようになり、へちま栽培は衰退していきました。

啓剛さんがへちま栽培を考えたときには農産物としての生産は極めて少なく、家庭菜園程度にしか作られていなかったのです。

しかし思い立ったら即実行の啓剛さん。300坪の田んぼにへちまの苗を植えて、無農薬で作り始めました。

雑草との戦いの連続、無農薬のへちまを育てるため試行錯誤

富山のへちまの里

当時300坪の規模でへちまを、しかも農薬を使わずに育てている農家は日本にほとんどなかったそうで、相談できる人もおらず一人で試行錯誤の日々。

「とにかく、一年目は大失敗だね」

農薬を使わなかったため、雑草があちこちにどんどん生えてきて、みるみるうちにぼうぼうに茂って、どれがへちまか分からなくなったとのこと!

「うん。二年目も失敗だね」

家庭菜園のように気付いたら雑草を取るというレベルでは、300坪もの大規模なへちま畑ではとても追いつかず、やはり雑草にやられてしまったそうです。

「三年目はね。農機具屋さんにどうしたらいいか相談したんだ」

トラクターで土を掘り起こし、その後黒いビニールを畝に張ることで、雑草との戦いに終止符を打ったのです。

その後も細かく改良を重ね、立山連峰の雪解け水ですくすくと育つへちまから、安定して無農薬ヘチマ水を採取できるようになりました!

無添加、無農薬ヘチマ水100%化粧水の製造のための格闘の日々

へちま畑

無農薬のヘチマ水を採取できるようになっても、最初はもちろんどうしたらいいかわからないので、大手メーカーに売り込みにいったそうです。

しかし会社からの需要が安定せず、せっかく作った無農薬ヘチマ水を何百リットルも廃棄することになってしまい、散々な目にあったそうです。
へちまの里の瀧田啓剛さん

いろいろあたっても供給先がみつからず、80以上あった提携農家に泣く泣く断りを入れざるをえなくなったそう。

「この時は本当につらかった」と語る啓剛さん。

そこで普通ならもうへちまはやめよう…となるところですが、啓剛さんは違います!

「大手ができないものを作るしかない」
「無添加でヘチマ水100%で作るしかない」
「江戸時代からヘチマ水が使われているんだから余計なモノは入れないほうが
絶対いいはずだ!」

と、さらに情熱を燃やしていったのです!

そこからはへちまを育てるのと平行してヘチマ水100%の化粧水の製造許可取得に向けた試行錯誤が始まりました。

化粧品は、基本的に当時も今も薬事法で製造から3年は保存できるように処方しなければなりません。

時はまだ昭和です。

防腐剤もいれず100%ヘチマ水だけで化粧水を作るのは無謀とも思われていました。

県庁の薬事課では「薬事法違反は絶対に起こすな」ときつく釘をさされ、無菌室や薬剤師など数々の条件を出されました。

「ここで一瞬あきらめかけたけどね~言いだしっぺがやめるわけにはいかんでしょう」
という啓剛さん。

厚生省の審議官や、啓剛さんの想いに賛同してくれた地元富山の製造工場の社長と話し合いを深めていきました。

そして、申請を始めてから2年以上の月日が経って、ようやく、昭和62年に許可を取得したのです!

売っても売っても売れない無添加へちま化粧水

啓剛さんが作ったヘチマ水100%の化粧水のキャッチフレーズは、「安心・安全」「自然身近に」。

今なら誰もが納得するキャッチですが、昭和62年ごろといえば「オーガニック」や「無農薬」といった言葉はあまり聞かれず、ピンとくる方は少なかったのかもしれません。

販売では本当に苦労が続いたそうです。

全国各地の物産展に行くと、デパートにおめかししてきたお客様で賑わい、周りのお店はどんどん商品が売れていくのに、全然売れない…

「売れないのはうちと大型家具屋さんだけだったね」

家具はめったに売れなくても、一つ売れれば挽回できるけれど、、、啓剛さんは遠くまでの交通費で赤字になってしまうことばかりだったとのことです。

それでもお客様に知っていただくためだと前向きにとらえ、途中から息子の秀成さんと一緒に苦労を共にしながらこつこつと頑張ってきた啓剛さん。

へちまの里の瀧田さん息子さんで現社長の秀成さん

テレビに取り上げられたり、大手バラエティショップのバイヤーさんの目に留まったり、少しずつ、少しずつ販路が広がり、商品の良さがわかってもらえるようになってきたのです。

東京ドーム2個分の広大なへちまの里のへちま畑

富山の里のへちま畑 へちまの里のへちま畑

しっかりお話を聞いたところで、待ちに待ったへちまの畑を案内していただきました!

真っ青な空の下に立山連峰と富山の澄んだ空気、黄色く花の咲くへちまの畑。
なんとその畑の総面積は東京ドーム2個分にもなるとか。

大きいへちま、曲がったへちま、ひねりの入ったへちま、本当に個性豊か!
へちまの里のへちま
へちまの里の曲がったへちま

へちまの里のへちま

立山連峰の雪解け水を飲んで、思いのまま自由に育っているようです♪
富山のへちまの里のへちま

蜂やちょうちょ、トンボなども東京で見るよりも大きくて、堂々としています(笑)

やっぱり無農薬の畑だから、あらゆる命が居心地よく、のびのびと大きく育っているんですよね!

へちまの茎を切ると、ぽたり、ぽたりとヘチマ水が落ちてきます。
へちまの茎から滴るへちまの滴

ぽたぽたぽた、と雫が落ちてくるへちまもあれば、ぽたり、ぽたり、とゆっくり雫が落ちてくるへちまも。

瀧田さんは効率を急ぐことはなく、それぞれのへちまのペースに合わせて丸一日以上かけて、一滴一滴を大事にボトルに採取します。
へちま水を採取

へちまの実は乾かして、たわしや雑貨に利用されます。
これはへちまの実を乾かしているところ。
乾燥させているへちまの実

熟成させていくへちまの里のヘチマ水

ボトルに集めたヘチマ水は、へちまの里の施設に運ばれます。

施設には、お酒の醸造に使われるタンクがずらっと並んでいます!
へちまの里のタンク

そしてその前にバスタブのような大きな入れ物が。

畑から集められた大事なヘチマ水は、漉しながらまずこのバスタブへ。
しばらくすると、表面に泡が集まってきます。
へちまの里のへちま水
これが、ウワサのへちまサポニン!
へちま水に浮かぶへちまサポニン

皮膚の活性、保湿効果、肌荒れ予防と大活躍のへちまサポニン!
こんなの初めて見ましたーーー(大興奮)

バスタブからバスタブ、そしてタンクへ。
桶に移したへちまの里のへちま水

漉しながら移っていくにつれ、色も匂いも、透明感が増してゆきます。

そして地元富山の製造工場へと旅立っていくヘチマ水たちなのでした。感動!

へちまの実は雑貨に!

収穫されたへちまの実

へちまの里では、へちま化粧水だけではなく、へちまの実を使った雑貨もいろいろ作っています。
へちまの里のへちまの実を使った雑貨作り
おなじみのタワシはもちろん、伊勢木綿を張った靴の中敷や、手作りリース、壁紙にもなるそうです。

へちまの実を使ったリース作りも体験させてもらっちゃいました♪楽しい♪
へちまの里のへちまのリース

そして、驚いたのはお茶!美味しいんです。

葉っぱを刻んで乾燥させ、さらに粉砕してさらさらの粉に。

冷茶でいただいたのですが、抹茶のようなさわやかなお味!

秀成さんが「ホットでも美味しいですよ」とおっしゃっていました。

ヘチマ水の採取にあたり、急がずに一滴一滴を待つというへちまに対する姿勢に通じる、

なるべく丸ごとへちまをいただくという敬意と愛情を感じました。

なごころへちま水は、このへちまの里さんとコラボレーションしてできた、へちま水100%の化粧水です。

へちまの里の啓剛さんと秀成さんが精魂込めて作ってくださったヘチマ水と製造の技術、そしてあふれる愛情で作られているのです。

お2人にならって、丁寧に誠実に一つひとつお客様にお渡ししていこうと決意を新たにした、今回の旅でした!

富山のへちまの里のへちま畑
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