天空の茶畑と称される岐阜県春日村のちゃぼぼ園さんで無農薬・自然栽培の和紅茶づくりを体験してきました。
ちゃぼぼ園の中村さよさんの作る紅茶は、ダンチュなどの雑誌でも絶賛されて、とても個性的な国産の和紅茶。
春日村の茶葉は、品種改良していない日本古来の在来種、しかも村自体無農薬で自然栽培。そんな貴重な国産の茶葉を使った紅茶づくり体験のご紹介です。
東京駅から新幹線・JR・養老鉄道で春日村へ

春日村へは、東京駅から朝6:00の新幹線に乗って向かいました。
新幹線で名古屋に着いて、そこからJRで大垣駅へ。
大垣からはローカル鉄道の養老鉄道にのって、終点の揖斐駅へ。
これで終わりではありません笑。揖斐駅から車で約15分から20分くらい。
ようやく着きました!


緑がとても綺麗で、空気も美味しい。
川のせせらぎ、鳥のさえずりがこだましていて、
スッと都会のストレスが消えていく感じがします。
自然栽培された在来種の貴重な茶葉を手もみ!

まずはちゃぼぼ園さんの工房で茶葉を手もみ体験。
力を入れすぎず、円を描くように時間をかけてもんでいきます。
ちゃぼぼ園の中村さよさんが揉んだ茶葉は緑がかっているのですが、ワタクシメが揉んだ茶葉は黒っぽさが出てきて、ぬめりも出てきました。
ワタシクメの手の体温が高いためか、発酵がはじまっているよと言われました。
人の手の体温や揉み方で全然茶葉が違ってきます!
茶葉の手摘みを体験!

午後は、村のおばあさんたちと一緒に、お茶摘みを体験しました!
紅茶用の茶葉はすべて手摘み。
在来種の茶畑は迷路のように畝っていて、なかなか前に進むのが大変です。
一芯二葉摘みです。一つの芯に二つの葉がくっついている部分を摘んでいきます。

極上のお茶の摘み方といわれているのですが、とても手間のかかる摘み方で、上のほうの柔らかい部分のみを摘んでいきます。
慣れるまでは、なかなか一芯二葉を見つけるのに時間がかかります。
ワタクシメは、村の方々が積んだ1/3の量しか摘めませんでした。。。

役立たずではありますが、ワタクシメを含めて6人2時間で摘んだ茶葉の量は3.5キロ。ここから水分などを飛ばしていくと、紅茶になる時には約1/4になるそうです。
ということは、約875g分しか商品にならないということです。これに手もみの時間や手間なども考えると。。。
いやー、手摘み、手もみで作る紅茶の大変さと貴重さを実感させられました。。。
先ほど揉んだ茶葉は工房で発酵させていました。お茶摘みから戻ってくると、こんな感じの発酵ぐあい。

それを乾燥させて、和紅茶のできあがり~。

茶葉を乾燥機へ

出来上がり~

さっそく出来上がったばかりの和紅茶をいただきました。
やさしい色の紅茶をゴクリと一口飲んでみると・・・
美味しい~
紅茶の味はしっかりしながらも、えぐみが一切なくて、とてもやさしい味でした。

今回は、手摘み、手もみで手間暇かけて作られている和紅茶づくりを体験してきました。
手摘み、手もみの大変さを身をもって実感できました。
簡単ではないですね。簡単ではないです。
機械化・効率化をすれば生産性も上がるのでしょうが、手摘み・手もみだからこそ出せる味わいにこだわる岐阜県春日村のちゃぼぼ園の中村さよさん。
貴重な機会をありがとうございました。
在来種・自然栽培の茶葉を手摘み・手もみにこだわって作った中村さよさんの和紅茶は下記ネットショップで販売中!
https://item.rakuten.co.jp/nagocoro/2014/