なごころ化粧品あれこれ

アトピーにも良いと噂の百観音温泉は、美肌の湯としておススメでした。

百観音温泉
スキンケアカウンセラー慶元仁美の美肌コラム

こんにちは!スキンケアカウンセラーの慶元です。

今回は埼玉県にあるアトピーにも良いと噂の百観音温泉に行ってきました。

美肌の湯としての実力を身をもって体験してきたので、美容の観点から、百観音温泉をレポートさせていただきますね。

本当に素晴らしい温泉でした。

百観音温泉とは?

観音様に見守られている有難い温泉

百観音温泉は、昔から沢山の観音様を祀る観音堂として人々に親しまれてきた観音堂です。

観音様から良い湯がでるとお告げがあり、見事な湯脈を掘り当てて、今日にいたるという事で、その名も百観音温泉。

温泉に来る人達を観音様が温かく迎えてくださって、なんともありがたい気持ちになる温泉です。

全国屈指!本物志向の療養型天然温泉は美人の湯!

その泉質は、「ナトリウム塩化物強塩温泉」

化石海水と天然ガスで自噴する塩味の強い温泉で、アルカリ性の泉質が弱酸性のお肌を柔らかくし、古い角質等、肌表面をきれいにしてくれる泉質です。

また強塩成分に含まれるナトリウムイオンとカルシウムイオンが皮膚表面で肌の潤い成分と反応し、肌に潤いヴェールを作り、入浴後の肌は、つるつる・すべすべ。

そして余分な水分蒸散を防ぐので、湯冷めしにくく身体はポカポカ、身体の保温力も上がり、肌がキレイに整うとのことで、「美人の湯」と言われています。

また百観音温泉は、この強塩濃度を変える事なく、高温の源泉に冷ました温泉を足して温度を下げ、そのまま浴槽に注いでいるとのことで、まざりっけなしの本物志向の温泉。

ここまでしっかりした温泉が都内から日帰りできる距離にあるなんて、驚きを隠せません!

全国から沢山の方がお見えになるそうで、冷え性や神経痛に悩む方からも喜びの声が沢山あるのも頷けますね。

東京から百観音温泉までのアクセス時間と電車料金

本格的な温泉に都内から1時間で行けます!

そんな本物志向の温泉というものは、勝手なイメージで、山奥にしかないものと思っていました。

この百観音温泉は、JR東鷲宮駅にあります。
都内から約1時間という驚きの近さ

私は、上野駅からJR宇都宮線にのって50分で東鷲宮駅に到着しました。

東鷲宮駅

駅を出て携帯の地図を片手に「いざ!出発!」と意気込んで歩き出したのですが、既に正面に大きな看板が見えていました。
百観音温泉の看板
都内から近いうえに、駅からも徒歩3分という近さで、さらに驚きです。

百観音温泉

「温泉は好きでも遠くてなかなか行けない。」「車がないから、本格的な温泉なんて簡単には無理だなぁ。」なんて思っていましたが、百観音温泉は電車で気軽に行けて、しかも駅からすぐの好アクセス!有難い限りですね。

電 車  JR宇都宮線 上野駅~東鷲宮駅  約50分  860円

 

百観音温泉の入場料金

靴を下駄箱に入れて扉を開けると、すぐに受付があります。

受付には観音様もいて、見守られながら受付で入場料をお支払い。

私は週末に行ったので、週末料金の850円をお支払いしました。

ここで、タオルをレンタルしたり、購入する事ができますよ。この時に下駄箱の札を受付に預けて、手首につける読み込み式の札をいただきます。 館内で何かを購入したり、食事したりする時は、すべて読み取り式の札でお会計します。そして帰る時にまとめて清算ができます。便利な仕組みですね。

館内は適度な広さで、清潔な印象です。やはり、どんなに良い温泉でも掃除等が行き届いていないと、良い気持ちにはなりにくいもの。その点、ここは本当に隅々までキレイにされていて、滞在中とても気持ちよく過ごせました♪

  

平日        800円
土日祝       850円
子供        400円
回数券10枚     7500円
タオルのレンタル  300円
販売タオル(小)  150円
館内着       300円 

※すべて税込み価格

百観音温泉

種類豊富なお風呂

通って楽しみたい2つの湯殿~阿弥陀の湯と菩薩の湯~

百観音温泉

百観音温泉には、菩薩の湯、阿弥陀の湯の2つの浴場があり、2週間ごとに男女入れ替えを行っているようです。

私が行ったときは、女性は阿弥陀の湯でした。双方に内・外風呂があり、もちろんどちらの湯に入っても同じ泉質・効果効能が楽しめます。

阿弥陀の湯には内風呂2つ、外風呂5つ、計7つの湯がありました。温度もそれぞれ違うので、低い温度から徐々に熱い温度に入って身体をしっかりと温める事ができます。

高温46℃の立ち湯

中には高温46℃の立ち湯もありましたが、さすがにここは膝まで入って、動けなくなりました。触れる湯が熱くて、進むに進めず断念しました(笑)。

「こんな熱いお湯にはいれる人がいるのか?」

と思いましたが、実際に入っている方もいらっしゃいました。かなり温泉通の方なのかもしれませんね。

人が入浴する適温は39℃~40℃といわれていますから、ちょっと熱すぎます。 当然、最初に入るのは危険です。チャレンジしたい方は、低めの温度から徐々に上げていくのが良いと思います。

でもこんなに熱い温泉を堪能できるのも、自墳57℃の温泉が常に溢れているからだと思います。熱い湯が好きな方はくれぐれも火傷や体調に気をつけつつ、チャレンジしてみてくださいね。

寝ころび湯が本当に気持ちいい

外風呂には寝ころび湯という場所があり、温かい湯を背中に感じながら湯冷ましすることができます。これが、本当に気持ちよくて私はとても気に入りました。

温まった身体を冷ましてくれながら、背中には温かい湯が絶えず流れているので、冷えずに、ポカポカとリラックスできるのです。

また湯が流れる音も耳に心地よく、リラックス効果もあるのでしょう。目を瞑ってしばらくウトウトしてしまいました。

百観音温泉は入る人たちが気持ち良く過ごせるように工夫されている施設ですね

美肌に人気の高い炭酸泉を体験!

高濃度炭酸泉の湯

そんな外風呂の中でも一番人気が高く、人が多く入っている場所が高濃度炭酸泉の湯でした

温度が36℃程度で若干低めですが、これは、発生させている炭酸ガスをキープする為の温度設定のようです。

湯に入って驚くのは全身を覆う泡・泡・泡・ 小さな気泡が体中にまとわりつき、サワサワとあちこち不思議な感覚に陥ります。

源泉に、二酸化炭素を混ぜてガスを発生させている百観音温泉自慢の湯の1つ。

皮膚から炭酸を吸収・浸透させることで血流を促し、身体の隅々まで温める事ができます。毛細血管が開くので末梢神経も緩和し血圧も下がる等の効果も期待できます。

温度が低いので長時間入っていることができますし、実際に入ってしばらくすると、湯はぬるいのに、身体は温かく、寒さを感じない等の不思議な感覚を味わえる湯です。

じんわり、ほっこりが続く温かさ

入浴しているときから感じていたのですが、お湯が熱いわけではなくて、温かいという感覚が続きます。

入浴後は、身体の芯が温まっているせいか、熱いお湯に入って汗がでるという感覚ではなく、身体の隅々に冷えを感じなくなっているのです。

家路につくときは夕方で、駅のホームでは風がひんやりしていたのですが、風は心地よく、肌は、まるでシートマスクで全身を保湿したかのようにしっとりとしていて、じんわり、ほっこりと温かいが続いていました

きっと身体の巡りが改善されて、隅々まで血流が流れ、温められていたからだと思います。

スキンケアカウンセラーが考える百観音温泉が美肌やアトピーにいいと考える理由

美肌に必要な要素が詰まった湯

肌の悩みを持つ方、特にアトピー性皮膚炎等のお悩みがある方の肌は、基本の肌機能が上手く働いていない事が多く、角層にトラブルを抱えていることが多いです。

肌機能を上げるために必要なのは、基本的な皮膚の構造ができているか、そしてそれらを順調に角化させるターンオーバーがスムーズであるか、です。

基本の構造や働きができない背景には様々な原因が潜んでいますが、その原因の1つには、身体の冷えや、潤いを作りキープさせる機能の低下などが挙げられます。

百観音温泉には、カルシウムイオンやマグネシウムイオンが含まれていて、それらが肌表面に働きかけ、肌の循環機能にアプローチ、潤いヴェールを作り、育てる助けをしてくれます。

また炭酸泉は血流を促し、特に冷えがちな女性の身体を芯から温め、身体の生理機能を整えてくれる要素が豊富に含まれています。

定期的に入浴することを続ければ、乾燥肌や、肌荒れに最も必要である肌の潤いをキープしつつ、身体の巡りが改善され、体調が整うとともに、アトピー等のトラブル肌にもある一定の変化が見れることがあるのではないか?と思います。

おまけ!食事処と休憩どころ

水分補給は忘れずに。

入浴の前後に、進んで取りたいのは、水分です。
入浴後は皆さん、喉が渇くので、水分を摂取されますが、実は、入浴前にも必要です。

入浴中に汗をかくと血液はドロドロの状態になりやすく、脳卒中や脳梗塞等のリスクが高まりやすいと言われています。

温泉旅館で最初にお茶とお菓子のサービスを受けるのは、これらを防ぐためと言われています。

できればコップ1杯程度の水分を取ってから入浴するようにしましょう。
そして入浴後も水分の摂取を行いましょう。

百観音温泉は、食事処も充実していて、メニューも豊富です。お風呂の後のビールは最高なんですが、残念ながら、ビールに健康・美容的効果はありません笑。お酒はできるだけ控えめに、お食事はできるだけ脂物を控え、あっさりと消化に良いものを食べるのが理想的です。

私はこの日は入浴後にお水を多めに飲み、お蕎麦をいただきましたよ。お蕎麦はこしがあって、のど越しも良く、とても美味しかったですよ。

百観音温泉のそば

そして食後は、2階の休憩室へ。 あまり広くはありませんが、マッサージチェアやリクライニング椅子がゆったりと設置されているので、しばらくカラダを預けてリラックスするのが気持ちよかったです。

慶元まとめ!

「温活」を制する者は健康と美肌を手に入れる

温泉が嫌いという人はあまりいませんが、都心に暮らしていると、いくら好きでも、温泉は少し縁遠い場所と感じてしまいます。
また近年は、シャワーの生活に慣れた方も多く、湯舟に浸かるという習慣も薄れていると聞きます。

そんな時代に異議を唱え、話題になっているのが「温活」です。

人は体調が悪いと、食べ物、薬、睡眠などインナーケアに注意が向きがちです。

「冷えは万病のもと」と言うように、身体を温めるという作用は、健康でいるための大切な要素であるにも関わらず、インナーケアでは手に入れづらく、外からのケアが必要になります。

厚いソックスを履く、インナーを温かくする等の寒さ対策などで外から温める方法が必要です。
でも、人の体温を1℃上げるはなかなか大変で、特に筋肉量の少ない女性にとっては難しい作業なんですね。

ですが、実は、湯につかる事で簡単に体温は上昇してくれます。継続して湯に入る習慣を続ければ、血流が隅々まで行き届き、 身体の巡りが改善され、健康になるというわけ!

温活には温泉がおすすめ

そんな温活には温泉がおすすめ。温活に温泉を利用すると、̟̟プラスアルファの要素がその泉質にあって、尚良いですね。

百観音温泉は、身体の巡りを整えると同時にその泉質が、肌の潤い向上にも一役買ってくれるので、一石二鳥の温泉です。そのうえ、都心からの好アクセスも追加されて一石三鳥の素敵な温泉だと思いました。これからも、通って温活したいと思います。

皆さんも是非一度、足を運んでみてくださいね。慶元、おすすめです☆